天使のペンダントトップお磨き入ります

鋳造上がりの湯道と鋳肌のザラザラを取っていきます。

湯道とは原形(WAX)を石膏で型取り、そこに金やプラチナを流すための道のことです。

赤ちゃんとお母さんを繋ぐ「へその緒」みたいなものでしょうか・・・?

大切な栄養を赤ちゃんに送り出す道と同じく
この道のおかげで綺麗に金属が流れて原型通りの形になります。

それをニッパーでカットした跡が残っているのでそれを取っていきます。

まずその湯道を粗いヤスリでとって形づくっていきます。

その後、中位の目のヤスリで全体をザーッと削り、一皮剥いて行く感じで仕上げて行きます。ここで、せっかくつくった原型の形を崩さないように注意します。

ですが、一皮剥く感じでやっていかないと光りません。なかなかその加減が慣れるまで難しいかもしれませんが、絶対に最後には光ると信じて頑張ります。

この「信じる」ってとっても大切なんです〜!

これは過去の私の経験ですが、

本当に、このままばっちいまま永遠に磨き続けなくてはいけないのではないだろうか??いや、もしかして前の工程に何度も戻って行ったり来たり永遠の負の連鎖に入ってしまっとるのではないか??などと
異常に不安になってしまうことが多々ございます。
それは厳しいこわ〜い検品が待っている時や、納期を急がされている時なんかは

焦る→光らない→何回も同じ工程を繰り返す→肩こる→目が見えなくなる→もはやまっすぐ歩けないほど疲労困憊!→治療に行く元気もないが首が回らなくなって仕方なしに行く!という地獄の磨き!となるわけです・・・・んが自分を信じてください!

絶対に美しく綺麗に仕上がると信じてやっていきましょう!頑張って経験しているうちに、いつしか早く綺麗にできるようになります。
ああ・・・・10数年前の自分に言ってあげたい・・・

 

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